2011年10月19日水曜日

論文集作成中。

私が所属しているNPO法人伝統漢方研究会では、毎年会員論文集を作成しています。

研究会の会員は医師もいらっしゃいますが、大半は漢方に取り組んでいる薬屋さんです。
薬屋の集まりはほとんどが医薬品メーカーのヒモ付きなんですが、この研究会はすべて自主運営です。何から何まで自分たちでやる。



さて、私も論文なんて学校出たらもう書くことなんてないだろう…と思っていましたが、これのおかげで毎年なんやかんやと書いています。


まだあくまでも研究会の内輪の論文集ですので、一般の研究者の方たちが目にすることはありませんが、伝統漢方研究会の中ではとても大事な事業と考えて取り組んでいます。


ただの街の薬売りではなく、誇りを持って医療としての漢方に真剣に取り組んでいる仲間たちです。


2007年に作成したVol.1は、どういうわけか最後の編集はほぼ私ひとりで…印刷屋さんに協力してもらって泣く思いで作ったのですが、翌年からはたくさんの会員の協力を得て徐々に作業は順調になってきました。
それでも、毎年この時期になると遅くまで論文集の編集作業でちょっとしんどい日々が続きます。


今年ももうすぐ、印刷データが出来上がろうとしています。
寝不足と疲労がたまっておりますが、あとひと踏ん張りです。


表紙は2007年に私がデザインしたままなのですが(時間なかったですからね…)、今年は若干デザインを引き締めてみたいなと思っています。



2011年10月14日金曜日

新しい薬袋。



お友達のデザイナーさん(からさわ薬局のロゴを担当した方)にお願いしていた、新しいデザインの薬袋が届きました。

今までのものより視認性がよく、すっきりとレイアウトされています。

ムダがありません。
紙の色も少し明るくなったので、同じ大きさなのに若干スリムに見えます。

お薬の袋って、日常生活にはどうしても異質なもの。

病院からもらうお薬は、だいたい決まって白い薬袋。内服は青いライン、外用は赤いライン。今はパソコンから出力するのでプリンターにつまらないようにペラペラで…

安全に、間違いなく服用するための薬袋ですからそれでいいのですが、生活の中においてはちょっと目障りですよね。

食卓テーブルの片隅や戸棚にあってもなるべく目障りにならないように。
でも、なるべく必要なことがわかりやすく。
そう思ってデザインを考えています。

以前のデザインは私自身がWordで作りましたが、今回はデザイナーさんにそれをブラッシュアップしていただきました。

お薬を飲む時間って決して楽しいものではありませんが、少しでも優しいものになりますように。

「漢方薬」という文字の上下になにやら模様がありますが、なんですかねーこれ(笑

2011年10月12日水曜日

手のこわばりと漢方

ここ数カ月、手のこわばりでご相談にきた患者さんが多いように感じます。


リウマチと診断されている患者さんも、リウマチの疑いもあると言われている患者さんも、リウマチではないと言われている人も。


いずれにしても、共通点は朝起きたら手がこわばっている。
左右に症状が出る。
朝起きたときはこわばりが強いが、時間が経つと徐々にこわばりは取れてくる。
それが数十秒の人もいれば、数時間の人もいました。


リウマチの患者さんはこれに手指、手首、ひじなどの関節痛を伴います。
リウマチではないと言われた患者さんでも関節痛が見られる人もいます。


もうだいぶ前になりますが、ある女性の患者さんがリウマチの診断で漢方のご相談にきていました。


関節部分の症状は急性期〜亜急性期の関節炎の漢方薬と修復機能を助ける補助剤でやわらいだものの、なかなかこわばりが取れない様子。時々、手指の関節がぷくっと腫れぼったくなるとのことでした。


西洋医学的には自己免疫性疾患であるため、東洋医学的にそれに用いる機会が多い古典薬方と関連しそうな反応を気功(糸練功)で探してみました。局所的というより全体的にやわらかく出ている感じのところにそれをみつけ、治療対象としていったところ、局所の治療をまったくしなくてもこわばりも取れ、日常生活はなんともなくなり、念のためにしばらくぶりに病院に検査にいったところ「え?リウマチ?」と言われたと聞きました。


この患者さんで自己免疫性疾患の反応をチェックするコツが少しわかった気がしました。


現在来ていらっしゃる同様の手のこわばりを訴える患者さんは、この女性の時にならってやってみていますが、概ね良好な結果が得られています。


70代の女性、7月に手のこわばりで相談にこられた。数年前から朝に手のこわばりが出て、屈伸できず。リウマチではないと言われた。血液検査も異常なし。病院では電気治療、注射などをされたが効果がなく、ご親戚からのご紹介で来局。


漢方をはじめて2週間目にはれぼったい感じが引いたとのこと。
右手のこわばりがなかなか強いようでしたが、10月にこられたときには手指の関節の痛みはまったくなくなり、朝方に両手の中指だけこわばりがある程度になりました。


まだまだ研究の余地はありますが、西洋医学的に治療ができなくても漢方的にはあるパターンに集約されてくる病気も珍しくはないと思います。


希望を持って!




伝統漢方からさわ薬局は手のこわばりやリウマチにも最近は強いです。



2011年10月5日水曜日

薬物乱用防止キャンペーン


これは今年3月のサッポロファクトリーで開催された薬物乱用防止キャンペーンで人気?だった大阪府薬剤師会のポスター。インパクトありますねぇ…

イベントは来年も開催されることに決まったようです。
近日、札幌薬剤師会の公式サイトでリリースされます。

毎年、子ども調剤体験コーナーは人気で、私もこれを手伝うのが楽しみでありますが、来年の開催日は出張に出ている可能性があるな…



2011年10月3日月曜日

靴磨き動画が面白い。



札幌でいちばん古い靴屋さんの岩井社長のこの靴の磨き動画。

閉店後の岩井さんのお店に友人とおじゃまして収録しました。
確かあの日は私は福岡出張から戻ったところで、そのまま直行。
ガラガラ声でインタビューというか話し相手といか、横でぶつぶつ言ってます。

編集した友人もすごいですが、さすが滑らない靴屋さん、靴磨き動画なんだけど面白いです。


2011年10月2日日曜日

急に寒くなりました。

今日はこれから定山渓温泉で伝統薬の研修会です。
久しぶりの定山渓。
講師は倉敷から同門のベテランの先生がいらっしゃいます。
楽しみ!

そうそう、札幌マラソンですね。
上のアリナミンもった写真を撮ってくれた、恵和ビジネス社長の渡辺さんも走りますね、がんばってください!

2011年10月1日土曜日

愛用のベース

僕の所属するバンドは、みんな薬剤師。大学時代、軽音楽部で一緒に活動した仲間です。

みんなそれぞれ、職場では中堅で、ギターの相棒は某調剤薬局グループの部長職だし(いつのまに出世したのよ)、バンド練習の時はアホみたいな顔していますが、それぞれ頑張っております。


これ、大学時代に泣きの何十回だかのローンで購入したベース。
AtelierZという日本の楽器メーカーのものですが、非常に重い。
5.8Kgくらいあったようなきがしますがアッシュボディ。

大学時代でも重たいなーと思っていたのに、40歳近くなるとますます重く感じる…のかと思ったらそうでもなく、なれちゃいましたね。

もう買ってから17年くらい経ったのかな、ぜんぜんトラブルはないですし、ホントしっかりした作りです。ギラギラの音から、ぷりっぷりの音まで幅広く使えます。

でも、最近はちょっと軽めのヨーロピアンな5弦ベースなどに興味があります。
さすがにこの重い楽器でワンステージやるのはきつくなるかもしれないし。

音楽は年齢に関係なく、長く続けられるのがいいですよね。
練習しないからさっぱり腕があがりませんけど!

旧Blogのほうでは、After Dark2011年10月のライブスケジュールをアップしています。