私が所属しているNPO法人伝統漢方研究会では、毎年会員論文集を作成しています。
研究会の会員は医師もいらっしゃいますが、大半は漢方に取り組んでいる薬屋さんです。
薬屋の集まりはほとんどが医薬品メーカーのヒモ付きなんですが、この研究会はすべて自主運営です。何から何まで自分たちでやる。
さて、私も論文なんて学校出たらもう書くことなんてないだろう…と思っていましたが、これのおかげで毎年なんやかんやと書いています。
まだあくまでも研究会の内輪の論文集ですので、一般の研究者の方たちが目にすることはありませんが、伝統漢方研究会の中ではとても大事な事業と考えて取り組んでいます。
ただの街の薬売りではなく、誇りを持って医療としての漢方に真剣に取り組んでいる仲間たちです。
2007年に作成したVol.1は、どういうわけか最後の編集はほぼ私ひとりで…印刷屋さんに協力してもらって泣く思いで作ったのですが、翌年からはたくさんの会員の協力を得て徐々に作業は順調になってきました。
それでも、毎年この時期になると遅くまで論文集の編集作業でちょっとしんどい日々が続きます。
今年ももうすぐ、印刷データが出来上がろうとしています。
寝不足と疲労がたまっておりますが、あとひと踏ん張りです。
表紙は2007年に私がデザインしたままなのですが(時間なかったですからね…)、今年は若干デザインを引き締めてみたいなと思っています。